「紀州っ子ITキャラバン隊」隊員事前研修



 先週に引続き、「紀州っ子ITキャラバン隊」隊員事前研修第2回目を実施しました。

 今回の内容は、臨床心理士の澤村まみ先生によるカウンセラー的教養「現代の子どもたちと関わるために知っておきたいカウンセリング的なこと」と、続いて和歌山大学教育学部の豊田充崇先生による情報モラル教育「子ども・教師の現状と学校で取り組むべき情報モラル教育について」でした。

 澤村先生は、親しみやすい独特の口調で、実践で役に立つような内容をとても分かりやすくご指導いただきました。「心」と「理」は、脳の担当が違うという興味深いお話や、今本当に必要なのは「ふつうの子どもたち」への心理的サポートだと、そしてキーワードは「感情の社会化」であるなど。。。キャラバン隊員としてこれから子どもたちと接していく上で、大切なポイントを教えていただきました。

 豊田先生は、学校の現状、子どもたちの現状、「ネットモラル授業」の授業実践事例のお話など。。特に印象に残ったことは「学校間交流などの情報発信、情報教育の中で、情報モラル教育を指導していくのが理想」
というお話でした。そして、最終的に目指すものは、「メディアリテラシー教育」で、メディアからもたらされる情報を鵜呑みにせず、情報そのものをクリティカルに受け止め、情報の真偽や発信者の意図を判断できる能力を育成することであると、教えていただきました。

お忙しい時間を割いてお越しいただきました先生方に心からお礼申し上げます。
今日の受講が、今後キャラバン活動に反映できるよう、しっかり努力をしなくてはと思いました。(下川)

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