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12月, 2010の投稿を表示しています

アライグマ丼って?

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最近は、地元の農家の方々が害獣被害に本当に困っているということなので、我々もICTを利用した害獣捕獲の研究をすすめている。 先日は、近畿大学の宮下先生からお電話をいただき、情報交換をしたいとのことだったので、さっそく先生の研究室に伺った。 宮下先生は、天王寺動物園の名誉園長さんとのことで、動物に関する専門家として、やはり地元の害獣対策に取り組んでおられるそうだ。 先生の当面の課題は、紀ノ川市に大量に生息するアライグマの捕獲をすることだそうだ。 しかし、捕獲したアライグマを単に焼却処分などをするのでは、動物たちに申し訳ないので、アライグマ丼などにしておいしく食べるべきだ、と楽しそうにお話された。 実際に、アライグマの生息を観察する機器を作成し研究しておられるそうだが、今後、相互に情報交換をしてさらに有効な観察装置や捕獲装置などについて検討することにした。

白浜シンポジウム事務局会議

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白浜シンポジウムの事務局を引き受けているRIISの仕事納めの日に、事務局会議を行い、現在の事務の進捗情況などを確認し、事務局としての仕事を整理した。 何といっても、脇田実行委員長が東京に転勤になって、後任の報告がないので、実行委員会のメンバーに企画の承認をいただけないという問題を解決しないといけない。 事務局としては、できた企画から順に実行委員会のMLにアップして確認していただく手順になるが、最終的に判断する委員長不在ではまずいのではないだろうか。 先日は、危機管理コンテストの企画のために、和歌山大に川橋先生と吉廣先生を訪ね、次回のコンテストの実施に関して意見交換を行い、おおよその方向付けを行った。 実際にはすべきことが結構多く、事務局と先生方で手分けして進めていくことにした。 また、今年もシンポジウムの情況をtwitterで発信し始めた。 シンポジウムに参加いただいたtwitter使いの方の中には、ものすごい発信量で、とても読みきれない人が多い。 これだけ広範囲に使われるようになったtwitterを、今度のシンポジウムではさらに活用したい。 そのためには、こちらでも面白いネタを用意しなくっちゃね。 「事務局の悩み」なんぞというネタならいっぱいあるので、情報不足ということはないか。^^;

ネットワーク回線の増設

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NPOで推進している「シニア快適見守り事業」にTV電話を活用することになっており、現在、利用される高齢者の家庭に順次TV電話を設置している。 一方、定期的に開催している「見守りセンター研修会」で、高齢者宅だけにTV電話を設置するだけでなく、事務局や見守り協議会の委員の方にもTV電話を設置して、より有効な支援サービスを検討すべきとの意見が出たため、我がNPOにもTV電話を設置することになった。 しかし、NPOに設置したTV電話を接続するネットワーク回線について、施設の管理者である県の担当者やBig-u施設の指定管理者、ネットワーク保守運営担当者、TV電話の設置担当者らが集まって検討した結果、接続安定性やセキュリティなどの観点から業務用のネットワークと物理的に切り離しておこうとの結論になったため、NTTのフレッツ光回線を事務所に増設することにした。 しかし、NTT西日本に電話したら、新しく回線を引くとすると4ヶ月くらいかかると言われてビックリ。総務省の受託事業は3月末に終わるので、全然間に合わない。 そこで、いろいろな人に尽力をしてもらい、何とか12月中旬に開設できた。 早速、この環境を活用して、TV電話の設置が完了した高齢者の方に、一刻も早く快適な生活支援を実施したいと思っている。 (臼井義美)

12月15日 システム管理者研修開催

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年末の大変忙しい時期だが和歌山県自治体セキュリティ対策協議会の平成22年度事業として「システム管理者研修」が実施された。 12月15日・16日の2日間 内容は毎年更新されるが今年は情報システムの最適な調達を中心に 事例も交えての研修となった。 申込団体:8団体(都合で2団体が欠席) 参加者数:7名                (嘉戸)

見守りセンター研修会

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現在、当NPOでは、高齢者支援事業としてTV電話の活用方法について研修会を実施しているが、今回は京都府から委託されて、「ケータイを活用した高齢者支援事業」を実施されている大竹氏を講師に招いて、事業の現状と課題についてお話いただいた。 途中、NHKで放映された当該事業の番組を見ながら、高齢者支援の難しさと、支援センターの運営上、考慮しておかないといけない課題などについて、お話いただいた。 我々の事業では、TV電話を個別に設置して、見守りセンサーから高齢者の生活状態に異常が発見されれば、TV電話などで本人に問い合わせる方法を取っているが、京都府の場合は、登録者全員に支援センターから順次コールをかけて2分間に限りお話しするという形態を採用している。 そのため、京都方式は、すべての登録者に等しく安全確認ができるが、短時間しかおしゃべりできないことに対して利用者に満足してもらえるか、支援センターの負荷をどこまで軽減できるかなどが課題になるという。 それに対して我々の方式は、センサーが異常を検知しないと見守りセンターからコールしないので、利用者に何かあれば自主的にセンターをコールしなければならないこととなる。 そのため、我々が目指している方式では、利用者が近所の仲間や離れた家族とも自由にTV電話を通じておしゃべりできるようにして、極端にセンターへの負荷がかからず、利用者同士で楽しめる環境づくりが必要と考えている。 このように、どのような環境を用意すれば、高齢者が本当に喜ばれるのかを、比較や実践を通じて把握し、今後のさらなる快適環境が提供できるようにしたい。 その後、Big-uの中のレストランで昼食を取ったが、遠来の客とともに、違う文化に所属する人と情報交換するのも、とても楽しいものだ。 (臼井義美)

ロボット檻の実験

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当NPOでは、イノシシ捕獲檻や、シカの捕獲用ドロップ網、サルの捕獲檻などの電子化について研究を行っている。 このうち、いくつかは兵庫県立大学などと共同で農水省の委託研究として実施しているほか、地元の自治体や農家などとも連携していろいろな実験を行っている。 今日は、地元のみかん農家の方と檻などの駆動装置として利用する無線装置の実験を行った。 中国製と思われる安価な送受信装置を使って、受信可能な距離の測定などをしたが、結構、いい結果が得られた。 他のいくつかの技術的課題にも取り組んでおり、近いうちにロボケージ(ロボット檻)の原型が完成する予定だ。 現在の地方自治体の大きな課題である鳥獣害防止に、ICTをフル活用したロボケージが役に立てばありがたいと思う。 (臼井義美)

東京も秋色

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IPAの研究会のため、久しぶりに東京に行った。 この間、東京に行ったときは、ボクのせいで羽田から飛び立つヒコーキを待たせてしまったが、今回は、白浜空港出発がJAL側のトラブルのせいで40分遅れとなった。^^; 飛行スピードを上げて遅れを取り戻そうなんて、JALが考えるとは思えないが、やろうと思えばかなりスピードを上げられるんじゃないかな。(かつて、セスナの操縦を習っていたときに教わったことがあるけど、このときのスピードアップは単にスロットを引くだけだったな。機体は前かがみになって高度を保つことになるけど。) ま、ガソリンの無駄になるから、経済速度で飛んでもらっていいんだけどね。 駒込駅からIPAの事務所への近道をと、 六義園 の中を通ったが、東京も秋色に染まっていた。 しかし、京都でよく見た真っ赤な紅葉と違って、主に黄色に色づいた紅葉が多かった。 IPAでの研究会では、今日も活発な意見交換が行われたが、東京での会議は相変わらず堅いな。 もちろん、いつもフニャフニャした会議では困るんだけど、畳み掛けるような議論の場というより、堅実な意見交換の場という雰囲気だ。 ところで、次回の白浜シンポジウムについて、スタッフとして応援していただいているM氏やM氏と総務省のビルで相談したが、「東京にいる人ならいつでも地元で参加できるセミナー形式でなく、白浜まで出かけていく必然性のある企画にしたいね。」など、いろいろな提案をもらった。 そうですね、確かに。 では、白浜シンポジウムでは、関西風の畳み掛けるような議論の場にしましょうかねえ。^^; また、白浜の素敵な風土を利用して、今IT業界でも大きな課題になっている「うつ病対策」にも取り組んだらどうでしょうね、とのアドバイスも。。。 当NPOにおいても、「自殺防止」の取り組みについては、白浜警察署の方や自治体の首長の方ともご相談しているのだが、NPOの定款に定める情報セキュリティという活動範囲から逸脱する恐れもあるので、今後、理事の方々ともご相談し検討したいと思う。 その後、米国など海外のセキュリティ団体との協業が多いK氏にお会いし、NPOの活動について、もう少し広範な活動すべきでは?というような意見をいただいた。 なるほど。。。 では、もう少し、大きな視点でNPO活動自体のプランニングをしてみましょう。