投稿

9月, 2008の投稿を表示しています

植谷事務局長、長い間お疲れ様でした

イメージ
本日付を持って、当NPO事務局長の植谷理事が退職されました。 平成14年のNPO立ち上げから、今日まで、本当にお疲れ様でした。 どうか、いつまでもお元気で、更なるご活躍をお祈り申し上げます。 まだ新米の私ですが、事務局の一員として、1日も早く戦力になるよう 努力していかなくては。。。(下川)

大阪市役所でビジネスマッチング

イメージ
NPOの「GIS総合研究所」が、大阪市のビジネスマッチング事業を担当しており、ボクが大阪市のエイジレスセンターの講習などを通じて考えたビジネスプランを含めて、説明会で発表した。 これによってNPOと企業の連携が可能となるかも知れないのだ。 長い間、大阪市に住んでいたくせに、この市役所の建物に入るのは初めてだ。 以前、横山ノック知事のころ、関西電子共和国の活動の説明に行ったきりだ。 大阪府庁へは時々行くけど、市役所は行かなかったなあ。 地下に食堂があって、そこでしばらく打ち合わせをした。 説明会は、4階の市民局で行われ、我々の活動計画を4人で説明した。 聞き手は、有識者と見られる6~7名の委員と、それを見守る職員が3~4名だった。 なかなか、するどい突込みが入ったけれど、GIS総合研究所の川添氏の独特の応え方で堂々と説明していたが、質問者の頭から疑問符が飛び散っていたように見えて、面白かった。

「紀州っ子ITキャラバン隊」隊員事前研修

イメージ
 先週に引続き、「紀州っ子ITキャラバン隊」隊員事前研修第2回目を実施しました。  今回の内容は、臨床心理士の澤村まみ先生によるカウンセラー的教養「現代の子どもたちと関わるために知っておきたいカウンセリング的なこと」と、続いて和歌山大学教育学部の豊田充崇先生による情報モラル教育「子ども・教師の現状と学校で取り組むべき情報モラル教育について」でした。  澤村先生は、親しみやすい独特の口調で、実践で役に立つような内容をとても分かりやすくご指導いただきました。「心」と「理」は、脳の担当が違うという興味深いお話や、今本当に必要なのは「ふつうの子どもたち」への心理的サポートだと、そしてキーワードは「感情の社会化」であるなど。。。キャラバン隊員としてこれから子どもたちと接していく上で、大切なポイントを教えていただきました。  豊田先生は、学校の現状、子どもたちの現状、「ネットモラル授業」の授業実践事例のお話など。。特に印象に残ったことは「学校間交流などの情報発信、情報教育の中で、情報モラル教育を指導していくのが理想」 というお話でした。そして、最終的に目指すものは、「メディアリテラシー教育」で、メディアからもたらされる情報を鵜呑みにせず、情報そのものをクリティカルに受け止め、情報の真偽や発信者の意図を判断できる能力を育成することであると、教えていただきました。 お忙しい時間を割いてお越しいただきました先生方に心からお礼申し上げます。 今日の受講が、今後キャラバン活動に反映できるよう、しっかり努力をしなくてはと思いました。(下川)

青パト獲得計画を推進中

イメージ
青パトって、何か知ってる? それは、青色回転灯を装備した自主防犯パトロール車の俗称で、地方自治体や民間団体が自主的に行う防犯パトロールに使用する車両のことだ。 RIISでは、サイバー犯罪から子供を守ろうという趣旨で、「ITキャラバン隊」と「紀州っ子救援隊」の活動を行っている。 ま、サイバー空間のパトロールには、実際の車両は不要だけど、サイバー犯罪の防止を呼びかけるビラの配布などを行ったり、犯罪の発生しそうな場所を調査してホームページやメールで警告するなどの活動を想定すると、住民の方や生徒たちに信用してもらえないと、むしろ不安を与えることになりかねないと考え、RIISで事務を担当してくれている吉田さんと共闘して、県警の指導も受けながら青パトの認可をもらうとともに、青パト車両そのものを獲得しようとがんばっている。 なんか、やたら「子供を守ってやらねば」という意識が自分の中で高揚してきた気がするなあ。(臼井) <画像出典: 日本財団 >

事務の引継ぎ

イメージ
事務局長の植谷氏がNPOを去るにあたって、後任の嘉戸氏や事務担当の下川さん、吉田さんに事務の引継ぎを行った。 これまで植谷氏の手腕でやり繰りしてきたNPOの運営を、新しいメンバーで実行していくことになるので、疑問点などを確認しておこうということだ。 今後、どのようなスタイルで事業展開をしていくか、新しいメンバーで頑張りたい。(臼井)

新事務局長との打ち合せ

イメージ
これまで、事務局長を務めてもらった植谷氏に代わって、嘉戸氏が就任してくれることになった。 そこで、大阪市内で打ち合わせを行い、理事会で新しく検討した給与規定などの条件を提示して了解をもらうとともに、嘉戸氏より改善して欲しい規定の事項を確認した。 大筋での合意は得られたが、問題は今後どのようにRIISの事業展開を推進するか、ということだが、実際は嘉戸氏がRIISの職場環境で実力を発揮できるか、逆にRIISにとって嘉戸氏がどういう結果を出してくれるか、が双方にとってまだ判断できないため、半年とか1年ごとに雇用条件も含めて検討しようと言うことになった。 これは、ボクにとっても同じことで、とにかく、応援していただいている理事の方や支援者に応えられるように、また地域の期待に応えられるようにお互いに力をあわせて事業を推進して行こうと約束した。(臼井)

「紀州っ子IT安全キャラバン隊」隊員事前研修

イメージ
今日から始まった「紀州っ子IT安全キャラバン隊」の事前研修に、事務局として、また受講者の1人として参加しました。 当初和歌山県の補助事業として昨年秋からスタートした「和歌山ITキャラバン隊」は、今年に入ってからも「紀州っ子IT安全キャラバン隊」として、県内の学校やPTA連合会などから要請をいただき、引き続き、出前講座を実施し、好評をいただいています。 今後もさらに要請にお応えするために、出前講座をしていただく仲間を募集することになり、それに先立ち、基礎知識として役立つ事前研修を開催することになったのです。 本日から、3回にわたり、研修を実施します。 この事前研修に特に力を注いでいただいている当NPO副代表でもある京都大学の上原先生の、鋭い突っ込みとやさしいサポートで、熱のこもった研修となりました。 今日の内容は、法制度(個人情報・著作権)について当NPO研究員の笹尾が担当、続いて、ネット犯罪の現状を、和歌山県警サイバー犯罪対策室の井上さんに講師をお願いしました。 講師の皆様、私も受講生の1人として、本当にありがとうございました。 それぞれ90分の長丁場でしたが、受講生の皆さんには非常に熱心に受講いただきました。 来週も、よろしくお願いいたします。(下川)

ソフトウェア産業華々しき頃の思い出

イメージ
メカと情報ネットワークの組み合わせ、例えばネットワークとロボットの連携で、有効なシステムができるはずだという期待のもとに、お互いの人脈や知恵を活用し合おうと、時々、新しいサービスのしくみを議論している能見氏と打ち合わせを行った。 今日は、「歪センサーを利用した橋梁メンテナンスシステム」の企画を中心に、自治体の地域活性化などに関する話題が主なものだった。 打ち合わせの後、近くの店で食事をしたが、そこで「どういう訳か、2人が偶然知っているクマさんの話題がでた。 クマさんとは、以前、ボクが参加していた SEA(Software Engineers Association) で仲良しだった人で、当時はコンピュータ業界のアウトローとして活躍していた熊谷氏だ。 話は、能見氏の上司として勤務していた頃の仕事にまつわる思い出や、彼がリアルタイムOSに執念を燃やしていた頃のことが思い出された。 最近は、どうしているのかなあ。(臼井)

自治体へのASPサービスについて

イメージ
今回は、ソフトウェアベンダーの方に、自治体向けASPサービスに活用できるアプリケーションとして「公会計」システムの紹介をしていただいた。 我々のNPOでは、自治体の方々に役に立つアプリケーションがあれば、NPOの専門家を含むスタッフでいろいろな視点から評価して、県内の自治体にご紹介したり、導入のアドバイスをするなどのお手伝いができれば喜ばれるのではないかと考えている。 今回、検討した「公会計」とは、公会計制度改革と呼ばれており、現状の地方自治体の会計で採用されている現金主義・単式簿記による方法でなく、発生主義・複式簿記などのような企業会計で使われている手法を取り入れようというものだ。 なぜ、これが問題だったかというと、従来の会計制度では、 ・自治体の総合的な財務状況が把握しづらい ・予算審議など内部管理への利用が困難 ・住民にとって分かりにくい などの課題があったので、これらの課題を解決すると言うことで、自治体の会計制度を改革しようとしていることだ。  総務省は、企業会計手法を全面的に採用した「基準モデル」と、従来の決算情報が活用できる「総務省方式改訂モデル」の二種類の会計制度を提案しており、これらのどちらか一方のモデルを選んで、まず都道府県や大都市に対して、次いで町村や小都市に対して開示するように求めている。 RIISでは、地方自治体の職員の方が新しい会計処理の方法にすぐに対応するのが難しい場合、会計処理の専門家による指導や、システムの効率的な活用方法をご提案したいと考えている。 以前、県庁で公会計についてご相談したときは、県が積極的に自治体の公会計を支援されているように感じたのだけど、その後の状況はどうなったんだろう。(臼井)

Big・Uからの効果的な情報発信を!

イメージ
県庁の情報政策課を訪ねて、情報交換をさせていただいた。 我々NPOが何を行えば、認可してもらった和歌山県の役に立てるのだろうか?というのが、RIISというNPOの存在意義なのだが、現在行っている活動のほかにも有効な活動ができないかを探っている。(活動内容については、このブログで少しずつご紹介したい。) そこで、いろいろとご指導いただいている情報政策課を訪ねて、我々の今後目指している活動の内容を聴いていただくとともに、企業活動との競合をできるだけ避けて、NPO独自の公益につながる活動を探りたく、ご相談をした。 これまで、県に関わる活動をさせていただいたのは、セキュリティポリシーの策定支援や職員の方へのセキュリティセミナー、Big・Uのネットワーク保守などがあるが、いずれも県の内部の仕事をお手伝いしたに過ぎない。 本来、ボク自身は、Big・Uという施設を有効に活用して、和歌山県からの情報発信機能を確立したいとの思いがあったのだが、まだ十分にその方面の活動ができていない。 指定管理者であるNPO「和歌山IT教育機構」は、Big・Uを活用して、周辺の住民の方々へのパソコン教室等を開催して、県内の人に向けての活動で成果を挙げている。 一方、我々は、県外の人々に対して和歌山県の情報を発信して、多くの県外の方々が当県を訪れてくれるような活動に結びつけたいと思っている。 その1つの活動が「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」として12年間300名余りの方が全国から2泊3日で参集していただくことになり、微力ながら、情報発信と集客にお役に立っていると思っている。 今後、情報セキュリティというテーマをベースに、少しずつ活動内容を充実させて、さらなる情報発信や集客のために努力したいが、この活動が企業誘致などに繋がればさらに役に立てるものと思う。 今回の打ち合わせでは、Big・Uという施設の運営や維持のためにかかるコストを低減するとともに、施設そのものや設置されている既存の設備をいかに有効に活用するか、などについて情報交換させていただいた。 そこで、RIISが今後どういう役割を果たしていくべきかを、もう一度考えてみたい。(臼井)

紀州っ子救援隊の最終ミーティング

イメージ
我々NPOでは、和歌山県内の子供たちがサイバー犯罪に巻き込まれないよう注意すべきことを啓発するために、学校を巡って講演する「IT安全キャラバン隊」を実施している。 しかし、実際にサイバー犯罪に巻き込まれてしまった場合、子供たちは友達と相談することはあっても、両親や先生にはなかなか相談できないことがアンケートの結果などでわかっている。 また、警察や教育委員会などの多くの組織で、電話相談を受け付けているが、子供たちが自主的に電話するにはハードルが高いようで、多くの場合、父兄からの電話であり、かなり重症になってしまっているそうだ。 そこで、NPOがお手伝いできる部分はないかと考えた結果、子供たちが重大な犯罪に巻き込まれる前に、気軽に相談できる場を提供しようと考えた。 それには、電話でなくケータイのメールによること、時間的な制約をなくし24時間受け付けることなどを骨子としたプランを立てて、今年の春に和歌山大学教育学部の豊田先生に相談した。 豊田先生のご提案で、子供たちの相手をするのは大人でなく、子供たちの気持ちが分かり、言葉遣いが理解しあえる世代として、できるだけ若い人たちで、しかも教育現場に出ていく予定の人がふさわしいとして、豊田ゼミに学ぶ大学生が相談相手として参画してもらえることになった。 そこで、NPOと和歌山大で手分けをして、ドメイン名の取得、ホームページの作成、MLの作成、お助けカードの作成、教育委員会や県警本部などとの連携などの準備を進めてきた。 今日は、県警本部のサイバー犯罪対策室の方と和歌山大学教育学部を訪ね、和歌山新報の記者の方の取材も兼ねて最終ミーティングを行い、実施にあたって準備しておかないといけない諸事項を確認しあった。 我々NPOの担当は、キャラバン隊の活動を通じて「お助けカード」を配布したり、子供たちからの相談メールをある程度分類し、事件性のあるものは警察に相談するように勧めたり、匿名化(アドレスを消去)して救援隊のMLに投げて、いただいた回答を相談者に返送することなどである。 これまでに、ほぼ作業が収束に向かっているので、残作業を9月中に終えて10月から相談業務をスタートすることとなった。(臼井)

白浜シンポジウムのプログラム委員会

イメージ
今年、「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」は、12回目の開催を終え、当初、目的としていたサイバー犯罪に関する情報交換や啓発を行うという役目はある程度達成したのではないかということで、一旦、休会にすることも検討されたが、巷では新しい種類の犯罪がどんどん発生しているし、今後ますます重要な役割を果たせるのではないか、とのことで、新しいスタイルで再出発することになった。 そこで、新規一転、これまでより多彩なメンバーにも加わってもらってプログラム委員会が開催された。 次回のシンポジウムでは、新しい形式で新しい話題をもっと掘り下げて議論したいということで、委員の皆さんは、活発な議論をされていた。 さて、今度はどのようなスタイルのシンポジウムとなるか、ご関心をお持ちいただいている皆さんご期待下さいね。 日程、会場等、検討中だが、来年(平成21年)は6月に開催の予定です。 ちなみに、提携シンポジウムとして毎年開催されている「 ネットワークセキュリティ・ワークショップ in 越後湯沢 」は、今年10月9日から催される予定である。(臼井)

ネットワーク保守

イメージ
NPOでは、入居している県立情報交流センターBig・Uのネットワーク等の保守運用をサポートしているが、毎月、保守運用に関する報告会を開催している。 我々は、数年間に渡って保守運用に携わっているが、今のところ不正アクセスやウィルスなどによる大きなトラブルは発生しておらず、順調に保守運用されている。 先日、久しぶりに、運用スタッフが常駐している保守管理室を訪ねて、彼らの仕事振りを見せてもらった。 比較的狭い部屋だけど、常時モニターによるネットワーク監視を行い、異常が発生すれば直ちに対処できるような体制を整えている。 当日は、室内で情報交換をしたため人数が普段より多いが、スタッフは仕事柄めちゃマジメ。 騒がしいボクは、居づらくてあまり長居ができなかったけど、皆さん、ガンバッテね。 なお、今回は、許された範囲で写真を撮影させてもらった。(臼井)

NPOのビジネスを検討

イメージ
今日は、梅田でいくつかの打ち合わせをした。 1つは、(社)関西情報・産業活性化センター(KIIS)を訪ねて、F部長らと我がNPO「RIIS」と「KIIS]の連携の可能性などについて、打ち合わせを行った。 RIISでは、自治体共同サーバを運営して、学校共同サーバをはじめとする自治体向けサービスを展開しているが、セキュリティ上のバックアップや、その他の自治体向け共同サービスの内容などについて、KIISの運営するIDCの活用の可能性を含めて議論した。 でも、大阪IDCは、2年前からKIISが運営から手を引いたそうなので、現状を踏まえて自治体へのサービスの可能性を探ることになりそうだ。 2つ目は、大阪に拠点を持つNPOである「GIS総合研究所」の代表理事であるK氏と、大阪のNPOと和歌山のNPOが連携できるテーマについて、議論をした。 GIS研究所は、国土交通省や大阪府とのパイプがあり、我々RIISとの連携が可能な分野があるのではないかと検討している。 当面は、GIS総研が狙っている大阪市へのあるプロポーザルへの応募に協力することとして、それを通じて双方が新しい企画を見つけ出そうということにした。 3つめは、NPO活動と言うスタンスを上手に活用して、こんな事業ができるのではないか、という検討をO氏と行った。 彼のルートを活用すれば、大阪府の橋下知事へのアピールなども可能なので、和歌山県との連携の可能性も踏まえて、事業プランを検討することとした。 4つ目は、ボクが白浜に常駐してNPO業務に集中するとした場合、大阪の自宅をどのように処置しておけばいいかについて、専門家の意見を聞いた。(臼井)

人の命の救い方について

イメージ
以前、NPOの活動にいろいろと知恵を貸してくれた、北村省一氏と話し合いをした。彼は普段京都に住んでいるので、これまで京都で会うことが多かったのだが、最近、天満橋の大阪マーチャンダイズマート(OMM)ビルにいるというので、いくつかの課題について相談に乗ってもらった。 今日は、いい天気だったので、自宅から大阪市バスで天満橋まで行った。 それにしても、最近、OMMビルに来る機会はほとんどなくなったなあ。 ときどき、彼と電話やメールで話をするが、生出演はボクの退院以来初めてだ。 今日の話の内容は、彼が現在勤務している「中小企業基盤整備機構」の活動内容や、ボクがNPOを中心としていろいろと企画している事業について意見交換をした。 彼は、ボクの大胆な計画を聴くなり「そんなアブノーマルなプランは、普通の人に相談したらバカにされるのがオチだし、総務省に申請したって絶対に取り上げてくれないですよ。しかし、やり方を変えれば可能かもしれないけどね。」と、彼ならではの発想で、斬新なソリューションを提示してくれる。 ボクの企画を実現できる可能性があるかも知れないが、普通の大学や行政や企業と連携するのは不可能だし、犯罪にはならないにしても社会的に総スカンを食う恐れもある。 しかし、本来、政府や自治体がもっと本気になって取り組まなければならない大問題なのに、効果的な解決手段が見つからないまま、人の命が失われているのだ。 やり方によっては、NPOであればできる! かも知れないな。 とりあえず、ビールを飲んで行く末を展望してみよう。

人を集める!!

イメージ
久しぶりに、産業創造館に出かけた。 今日は、「国際見本市の仕掛け人」と言われている 石積忠夫 氏の講演に申し込んでいたからだ。 それは、我々が新しい形で再出発すると決めた「白浜シンポジウム」の企画に、大いに参考になりそうだとの思いがあったのだが。。。。 なんと、この人、巨大な見本市を年38本主催しており、その1つ1つが超でかいのだ。 出展社数百社、来場者数万人、商談による期間中売上げ数百億円というものすごい規模。 でも、40人の会社でこれを運営しているそうだ。 こういう訳であまりにも規模が違いすぎるが、白浜シンポジウムの運営に有用なネタは沢山得られた。 今日のメインテーマは「成功をもたらした5つの口癖(くちぐせ)」であった。 その1つが、だれもが反対しても「ひょっとしたら、できるかも知れない」ことを実行することだそうだ。 例として、IT関連の展示会で、皆の反対を押し切ってビルゲイツ氏に講演を依頼して実現したそうだ。 また、「素早く、潔く」も口癖の1つで、その例として、彼と意見交換した橋下知事が、翌日すぐに大阪をコンベンション都市にしたいとのプレス発表をしていたとのことで、知事はすごいと褒めていた。 彼の話は極端な例かも知れないけど、その裏には斬新なアイデアとそれを実現する緻密な作業の継続があり、とても参考になった。 その後、近くの喫茶店でO氏に会って、ボクが次に取り組みたいテーマである「歪センサーによる橋梁のメンテナンス」と「中国海南島での危機管理セミナー」に関して打ち合わせをした。 また、その後、久しぶりにT氏と出会うことができたので、丹波市での「猪ネットワーク」と「白浜空港活用プラン」について話し合ったが、彼との話はいつも盛り上がり面白いプランができそうな予感がしてきた。(臼井)

「インターネット安全教室」講師トレーニング in香川

イメージ
9月5日から6日までの1泊2日で、香川県高松市でのインターネット安全教室講師トレーニングに参加しました。 白浜から新大阪まではおなじみの「特急くろしお号」、新大阪から岡山までは「新幹線のぞみ」(久しぶりでした~)、岡山から高松までは「JR快速マリンライナー」(本州から四国へ渡るときの車窓からの眺めがステキでした)、白浜から片道なんと5時間かかりました。 開催場所は、高松駅前にある高松シンボルタワー棟内「e-とぴあ・かがわ」の多目的ホールで、受講生は、約40名でした。 1日目は午後1時半から6時まで、前半はインストラクションポイントを中心に、後半はワークショップで、6グループに別れ、受講者による実演演習が行われました。 私は現在の活動状況などを発表しました。その中で、ちょっと困った時の相談窓口「紀州っ子救援隊」の話しをしたところ、周りから開設したら是非教えてと言われ、ケータイトラブルへの関心の強さはどこも同じだと 感じました。 他府県からの参加者は意外に少なく5~6名でしたが、1日目終了後、他府県からの参加者と講師の方、JNSA担当者の方、「e-とぴあ・かがわ」の方に連れられ、地元のお店で夕食を楽しみました。遠くは大分県からの参加者の方もいて、こういう機会でなければ出会えない人達との交流ができました。 何人かの方から「和歌山といえば、白浜シンポジウムが有名ですよね」と言われ、うれしくなりました。 「来年はぜひ参加してくださいね」宣伝も忘れませんでした。 2日目は、午前9時半から午後3時まで、情報セキュリティ知識教育を中心に学習しました。 今後、予定している「インターネット安全教室」や、NPO独自で実施していますキャラバン隊に、事務局としてだけでなく、講師としても積極的に参加していきたいと思います。(下川)

IT Keys 危機管理演習

イメージ
Big-U内で8月27日から29日までの3日間、先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム(IT Keys)の危機管理演習が実施されました。 IT Keysは、関西圏を中心とした情報系4大学院および4企業・団体が力を結集し、情報ネットワークの管理・運用の現場でリーダーシップを発揮し活躍できる技術者・実務者を育成するために平成19年10月に3年半の予定でスタートしたプロジェクトです。 内容は、実際におきうるインシデントとその事後処理について、情報システム管理者の立場からロールプレイ形式で実習し、仮想の情報システムの管理者を想定し、不正アクセス事故発覚時のインシデントレスポンスと経営陣対応・顧客対応・報道対応の実習、内部不正発覚時を想定したデジタルフォレジング実習、内部不正抑止のための情報セキュリティ内部監査実習についてそれぞれ実践に即して行われました。 担当教員並びに、将来の技術者・実務者を担う大学院生の皆さん、ほんとうにお疲れ様でした。 また、演習が終わった後、IT Keys2008年度第5回運営委員会も開催されました。 (下川)

中小企業のセキュリティ対策

イメージ
今日は、 JNSA (日本ネットワークセキュリティ協会)西日本支部の会議に出席。 いろんな事情で、久しぶりの参加だ。 近畿経済産業局のご参加もいただいて、昨年から「中小企業におけるセキュリティのチェックシート」の作成をテーマに議論している。 これまでのセキュリティ対策は、ほとんどの場合、大企業で対策費が十分確保できて、セキュリティを担当する部署が存在するという好条件の元でのセキュリティ対策を議論することが多かったが、西日本支部では、そのような条件が整っていない中小企業で実施できる具体的なセキュリティ対策を議論している。 そのため、実際に、ターゲットとして選んだ産業に属する会社を訪問し、ヒアリングを行いながら、中小企業の情報担当者らが容易にセキュリティ対策が実施できるようなチェックリストの作成を行っている。 実際にターゲットとした産業は、金型産業とブラシ産業だ。 金型は、日本の誇るNC加工技術に直結する産業なので、企業内の情報資産の洗い出しなどはかなり明確で分かりやすかったが、歯ブラシなどを製造しているブラシ産業は少し様子が異なる。 歯ブラシなどは、その設計やデザインにそれほど機密的要素がなく、ほとんど国内市場だけで成り立っており、中国産の商品がほとんど輸入されないと言う超安定産業だそうで、製造に関係している企業は相互に情報を共有して仲良くやっているという、なんとも長閑な産業だ。 だから、商売敵やライバル関係もほとんど見られず、安定した仲良し産業なんだって。。。 このような業界にとって、何が情報資産なのだろうか、との議論が巻き起こり、楽しい会議になった。 このように、具体的な産業の具体的な中小企業を想定して、その最適なセキュリティ対策を考えられる、とても貴重な会合である。 次回の白浜シンポジウムのテーマが決まれば、講演などの検討をお願いしておいた。(臼井)

すてきな情報化学校を

イメージ
これまでのブログでも記載したとおり、由良町の小中学校の情報化について、業者としてではなく、NPOらしく第三者の目からアドバイスをさせてもらっている。 比較的、規模の小さな町だけど、町も教育委員会も先生方も非常に積極的に情報化に取り組んでおられて、今日も担当の方々と打ち合わせを行った。 先日は、現場の小学校を視察して先生方からヒアリングをさせてもらったところで、いろいろな課題も見えてきた。 要は、あまり高度なしかけを作らずに、できるだけ多くの先生が容易に安全に利用でき、生徒が授業内容に興味をもってくれるような情報化の構築を行いたいということだ。 それには、最低限何が必要であり、先生と生徒にとって何が喜ばれるのかを見つけ出すことと、それをできるだけコストをかけずに実現することだ。 分かっているけど、なかなかそうは行かないのが現実なんだけど、少なくともいろいろな立場の意見を聞いて、知恵を出すことが大切だと思う。 考えてみると、次世代を担う子供たちが、情報化の恩恵を自然と受けられるようなしくみって何か?というところを考えることって、とても面白い。 和歌山県内で、この地域こそ先生と生徒にとって最も有効に情報を活用できる町だと言える様にアドバイスできればと思っている。(臼井)

ネットワークの有効活用

イメージ
今日は、和歌山県の方を交えて、県内のネットワークをどのように有効に活用できるか、について意見交換を行った。 こういうときこそ、NPOの活躍の舞台となりたいものだ。 そこで、いろいろと県内ネットワークの状況をお聞きして、NPOの優秀な会員が知恵を絞り、和歌山県の情報政策のお役に立てればと、考えている。 多くの県や地方自治体でも、既存ネットワークの有効な活用方法を懸命に模索している中で、我々がユニークで有効な活用方法を提案できれば、NPOの存在意義も認めてもらえる訳だから、がんばらなくっちゃね。 幸い、会員の中には、知恵者が沢山いるので、議論を戦わせている間にも、どんどんいいアイデアが出て来そう。。。 ボクも、一所懸命考えよっと。。。(臼井)

次期認証システムの打ち合せ

イメージ
Big・Uの館内ネットワークの構築をRIISも参加させてもらい「ICカードによる認証システム」を担当したが、来年はリプレースの時期なので、RIISはどんなプランで臨むかを検討した。 こんなとき、RIISの会員たちが協力して知恵を絞り、よりよいシステムプランを提示したいと思って、喧々諤々の議論している。 この日は、海南市の事務所をお借りして話し合いを行ったが、RIISは自治体セキュリティを支援するNPOとして、業者と競うような振る舞いを極力避けて、できるだけNPOとしてふさわしい活動をしようという方向で話がまとまった。(臼井)

小学校での情報活用

先日、由良町の小学校で授業での情報の利用について、情報教育を担当されている先生方からいろいろとお話をお聞きした。 すべての学校にパソコンが導入されているが、実際それをどのように活用しているかが、大変興味深かった。 学校によって使われ方は様々だけど、生徒にインターネットを使って、社会や理科の授業で課題の調査をさせることによって、IT活用の有用性を教えておられる学校が多かった。 もちろん、マウスの使い方やキーボードによる入力方法を教えると言う本来の情報教育にも使われているが、ネットを使って必要な情報を取り出し、活用するといった結構本質的なパソコンとネットの活用方法にも利用されていることを知った。 できれば、多くの先生にこそ、職員室で教えたい情報を収集し、分かりやすく編集し、教室でその結果を見せられるような、ITの活用を最大限に利用してスマートで生徒が興味をもってくれる授業ができるような学校になればいいな、と思った。 そのため、RIISとして小学校で利用できるお勧めシステムの基本形を、一所懸命書いている。 この内容を整理して、町の企画の方や教育委員会の方に見ていただき、すてきな学校つくりのお手伝いができればと思っている。(臼井)