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アライグマ丼って?

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最近は、地元の農家の方々が害獣被害に本当に困っているということなので、我々もICTを利用した害獣捕獲の研究をすすめている。 先日は、近畿大学の宮下先生からお電話をいただき、情報交換をしたいとのことだったので、さっそく先生の研究室に伺った。 宮下先生は、天王寺動物園の名誉園長さんとのことで、動物に関する専門家として、やはり地元の害獣対策に取り組んでおられるそうだ。 先生の当面の課題は、紀ノ川市に大量に生息するアライグマの捕獲をすることだそうだ。 しかし、捕獲したアライグマを単に焼却処分などをするのでは、動物たちに申し訳ないので、アライグマ丼などにしておいしく食べるべきだ、と楽しそうにお話された。 実際に、アライグマの生息を観察する機器を作成し研究しておられるそうだが、今後、相互に情報交換をしてさらに有効な観察装置や捕獲装置などについて検討することにした。

白浜シンポジウム事務局会議

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白浜シンポジウムの事務局を引き受けているRIISの仕事納めの日に、事務局会議を行い、現在の事務の進捗情況などを確認し、事務局としての仕事を整理した。 何といっても、脇田実行委員長が東京に転勤になって、後任の報告がないので、実行委員会のメンバーに企画の承認をいただけないという問題を解決しないといけない。 事務局としては、できた企画から順に実行委員会のMLにアップして確認していただく手順になるが、最終的に判断する委員長不在ではまずいのではないだろうか。 先日は、危機管理コンテストの企画のために、和歌山大に川橋先生と吉廣先生を訪ね、次回のコンテストの実施に関して意見交換を行い、おおよその方向付けを行った。 実際にはすべきことが結構多く、事務局と先生方で手分けして進めていくことにした。 また、今年もシンポジウムの情況をtwitterで発信し始めた。 シンポジウムに参加いただいたtwitter使いの方の中には、ものすごい発信量で、とても読みきれない人が多い。 これだけ広範囲に使われるようになったtwitterを、今度のシンポジウムではさらに活用したい。 そのためには、こちらでも面白いネタを用意しなくっちゃね。 「事務局の悩み」なんぞというネタならいっぱいあるので、情報不足ということはないか。^^;

ネットワーク回線の増設

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NPOで推進している「シニア快適見守り事業」にTV電話を活用することになっており、現在、利用される高齢者の家庭に順次TV電話を設置している。 一方、定期的に開催している「見守りセンター研修会」で、高齢者宅だけにTV電話を設置するだけでなく、事務局や見守り協議会の委員の方にもTV電話を設置して、より有効な支援サービスを検討すべきとの意見が出たため、我がNPOにもTV電話を設置することになった。 しかし、NPOに設置したTV電話を接続するネットワーク回線について、施設の管理者である県の担当者やBig-u施設の指定管理者、ネットワーク保守運営担当者、TV電話の設置担当者らが集まって検討した結果、接続安定性やセキュリティなどの観点から業務用のネットワークと物理的に切り離しておこうとの結論になったため、NTTのフレッツ光回線を事務所に増設することにした。 しかし、NTT西日本に電話したら、新しく回線を引くとすると4ヶ月くらいかかると言われてビックリ。総務省の受託事業は3月末に終わるので、全然間に合わない。 そこで、いろいろな人に尽力をしてもらい、何とか12月中旬に開設できた。 早速、この環境を活用して、TV電話の設置が完了した高齢者の方に、一刻も早く快適な生活支援を実施したいと思っている。 (臼井義美)

12月15日 システム管理者研修開催

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年末の大変忙しい時期だが和歌山県自治体セキュリティ対策協議会の平成22年度事業として「システム管理者研修」が実施された。 12月15日・16日の2日間 内容は毎年更新されるが今年は情報システムの最適な調達を中心に 事例も交えての研修となった。 申込団体:8団体(都合で2団体が欠席) 参加者数:7名                (嘉戸)

見守りセンター研修会

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現在、当NPOでは、高齢者支援事業としてTV電話の活用方法について研修会を実施しているが、今回は京都府から委託されて、「ケータイを活用した高齢者支援事業」を実施されている大竹氏を講師に招いて、事業の現状と課題についてお話いただいた。 途中、NHKで放映された当該事業の番組を見ながら、高齢者支援の難しさと、支援センターの運営上、考慮しておかないといけない課題などについて、お話いただいた。 我々の事業では、TV電話を個別に設置して、見守りセンサーから高齢者の生活状態に異常が発見されれば、TV電話などで本人に問い合わせる方法を取っているが、京都府の場合は、登録者全員に支援センターから順次コールをかけて2分間に限りお話しするという形態を採用している。 そのため、京都方式は、すべての登録者に等しく安全確認ができるが、短時間しかおしゃべりできないことに対して利用者に満足してもらえるか、支援センターの負荷をどこまで軽減できるかなどが課題になるという。 それに対して我々の方式は、センサーが異常を検知しないと見守りセンターからコールしないので、利用者に何かあれば自主的にセンターをコールしなければならないこととなる。 そのため、我々が目指している方式では、利用者が近所の仲間や離れた家族とも自由にTV電話を通じておしゃべりできるようにして、極端にセンターへの負荷がかからず、利用者同士で楽しめる環境づくりが必要と考えている。 このように、どのような環境を用意すれば、高齢者が本当に喜ばれるのかを、比較や実践を通じて把握し、今後のさらなる快適環境が提供できるようにしたい。 その後、Big-uの中のレストランで昼食を取ったが、遠来の客とともに、違う文化に所属する人と情報交換するのも、とても楽しいものだ。 (臼井義美)

ロボット檻の実験

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当NPOでは、イノシシ捕獲檻や、シカの捕獲用ドロップ網、サルの捕獲檻などの電子化について研究を行っている。 このうち、いくつかは兵庫県立大学などと共同で農水省の委託研究として実施しているほか、地元の自治体や農家などとも連携していろいろな実験を行っている。 今日は、地元のみかん農家の方と檻などの駆動装置として利用する無線装置の実験を行った。 中国製と思われる安価な送受信装置を使って、受信可能な距離の測定などをしたが、結構、いい結果が得られた。 他のいくつかの技術的課題にも取り組んでおり、近いうちにロボケージ(ロボット檻)の原型が完成する予定だ。 現在の地方自治体の大きな課題である鳥獣害防止に、ICTをフル活用したロボケージが役に立てばありがたいと思う。 (臼井義美)

東京も秋色

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IPAの研究会のため、久しぶりに東京に行った。 この間、東京に行ったときは、ボクのせいで羽田から飛び立つヒコーキを待たせてしまったが、今回は、白浜空港出発がJAL側のトラブルのせいで40分遅れとなった。^^; 飛行スピードを上げて遅れを取り戻そうなんて、JALが考えるとは思えないが、やろうと思えばかなりスピードを上げられるんじゃないかな。(かつて、セスナの操縦を習っていたときに教わったことがあるけど、このときのスピードアップは単にスロットを引くだけだったな。機体は前かがみになって高度を保つことになるけど。) ま、ガソリンの無駄になるから、経済速度で飛んでもらっていいんだけどね。 駒込駅からIPAの事務所への近道をと、 六義園 の中を通ったが、東京も秋色に染まっていた。 しかし、京都でよく見た真っ赤な紅葉と違って、主に黄色に色づいた紅葉が多かった。 IPAでの研究会では、今日も活発な意見交換が行われたが、東京での会議は相変わらず堅いな。 もちろん、いつもフニャフニャした会議では困るんだけど、畳み掛けるような議論の場というより、堅実な意見交換の場という雰囲気だ。 ところで、次回の白浜シンポジウムについて、スタッフとして応援していただいているM氏やM氏と総務省のビルで相談したが、「東京にいる人ならいつでも地元で参加できるセミナー形式でなく、白浜まで出かけていく必然性のある企画にしたいね。」など、いろいろな提案をもらった。 そうですね、確かに。 では、白浜シンポジウムでは、関西風の畳み掛けるような議論の場にしましょうかねえ。^^; また、白浜の素敵な風土を利用して、今IT業界でも大きな課題になっている「うつ病対策」にも取り組んだらどうでしょうね、とのアドバイスも。。。 当NPOにおいても、「自殺防止」の取り組みについては、白浜警察署の方や自治体の首長の方ともご相談しているのだが、NPOの定款に定める情報セキュリティという活動範囲から逸脱する恐れもあるので、今後、理事の方々ともご相談し検討したいと思う。 その後、米国など海外のセキュリティ団体との協業が多いK氏にお会いし、NPOの活動について、もう少し広範な活動すべきでは?というような意見をいただいた。 なるほど。。。 では、もう少し、大きな視点でNPO活動自体のプランニングをしてみましょう。

今年はきれい!!

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南紀の田辺、白浜地区にも、ようやく秋の気配が濃くなってきた。 Big-uの駐車場の近辺の楓も今年は、すごく色づきが良い。 これまでは、駐車場で紅葉がきれいと思ったことは、あんまり無かったもんね。 それにしても、ここは暖かく、秋が長くてうれしいよ。

第9期決算理事会

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和歌山市内の県民文化会館で、RIISの第9期決算理事会と総会を開催した。 田辺市から和歌山市はクルマで1時間半くらいの距離だが、クルマから降りるととても寒い。 県庁前の木々も色づいて秋真っ盛りといったところだ。 理事会は、10時から始まって、第9期の決算の報告と承認、第10期の事業計画についての説明とそれについての討議をしたが、計画については理事の方からいろいろなアドバイスや提案をいただいたので、早速、事務方と検討して、取り組んで行きたい。

観光事業の活性化について

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白浜町の主力産業である観光業を活性化しないと、この地域の将来は暗いという訳で、何かRIISがお手伝いできないかと、いくつかの事業プランを考えている。 そこで、この地域の旅行客にとって、ICTを活用した安全で便利な観光事業の支援について、事業プランを検討している。 この日は、ホテルシーモアを訪れ、白浜観光協会の中田会長らに、事業プランの1つをご説明し、ご意見を伺った。 今回のプランの内容は、漁船や農家とホテル等が連携して、相互に恩恵が得られるような企画だった。 現在、公募している総務省の交付金を活用することも検討したが、申請期間が短いので、各ホテルの責任者に事業に賛同するかどうかの意見を求めることができないため、時間をかけてゆっくり検討することになった。 ホテルシーモアから帰るため、駐車場に向かう途中、きれいな夕焼けの下にくっきりと四国の山並みが見えた。 こんなに見えるのは、地元の人にとっても大変珍しいことだそうだ。 (臼井義美)

先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム(IT Keys)の危機管理演習

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Big-U内で9月29日から10月1日までの3日間、 先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム(IT Keys)の危機管理演習が実施されました。 本プロジェクトは、文部科学省が「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」として 2006年度からソフトウェア工学分野に関して公募したのに引き続いて、 2007年度から情報セキュリティ分野に関して公募し、採択されました。 IT Keysは、奈良先端科学字牛ツ大学院大学を核として、関西圏を中心とした情報系4大学院 および4つの団体・企業が力を結集し、 情報ネットワークの管理・運用の現場で主導的役割を果たすことができる多面的・総合的能力とともに、 経験に基づく知識と勘を備えた実践型人材の育成を目指しています。 内容は、実際におきうるインシデントとその事後処理について、 情報システム管理者の立場からロールプレイ形式で実習し、 仮想の情報システムの管理者を想定し、 不正アクセス事故発覚時のインシデントレスポンスと経営陣対応・顧客対応・報道対応の実習、 内部不正発覚時を想定したデジタルフォレジング実習、 内部不正抑止のための情報セキュリティ内部監査実習についてそれぞれ実践に即して行われました。 担当教員並びに事務局の都市活力研究所様、、将来の技術者・実務者を担う大学院生の皆さん、 3日間ほんとうにお疲れ様でした。 (下川)

IPAの研究会にて

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秋とはいえ、やたら暑い中、東京のIPAの研究会に参加した。 IPAの入居している文京グリーンコートは名前のとおり緑に囲まれていて、結構涼しい風が吹いていた。 研究会は、中小企業にどのように情報セキュリティを普及させればいいか、というのがテーマだが、残念ながら和歌山県には該当企業が非常に少ない。 そこで、白浜エリアの特徴であるホテル業務の情報セキュリティに特化したアプローチはどうかと提案したら結構面白そうだとの意見をもらったので、持ち帰って検討してみたい。 会合はびっちり2時間行われ、事前に提出したアンケートも含めて、結構中身が濃い研究会だった。 その後、会費制で懇親会に参加し、病院内でケータイオークションを行って、散々な目に遭った話をしたら、みんながとて面白く聞いてくれた。 (臼井義美)

いのしし檻の自動化実験

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すごく良い天気だったが、秋の涼しい風が心地よかった。 その日は、丹波市の森林動物研究センターで、農水省からの受託研究であるイノシシ檻の自動落下装置の試験を行った。 今回は、新しく購入した組み立て型の檻に、小型落下装置の試作品を装着して、落下実験を行った。 結果は、問題なく駆動したが、実際に取り付けてみると、製品化のために改良しないといけない課題がいくつか見つかった。 その後、それらの改良点とその対策を検討して、今日の試験を終えた。

第1回シニア見守り協議会

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いよいよシニア見守り協議会が始まった。 出席者は、今回の事業の推進をしていただいた田辺市とみなべ町の関係者の皆さんと県の高齢者生活支援室のご担当、国立南和歌山医療センターの病院長などの方々。 今回は、規約や委員、役員の確定と、事業内容の説明などが主な内容。 会場は、田辺市民総合センターの部屋をお借りしたが、この建物は以前病院に使われていたそうで、なんとなくそれらしい雰囲気。 事業内容として活用するセンサーでは何を検知すれば効果的か、どのようなお家に取り付ければ有用かなどを、踏み込んで議論した。

シニア見守り事業の準備会

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総務省の受託事業である高齢者快適見守りサービスが始まったので、早速、シニア見守り協議会の準備会を開催した。 本日の会議の内容は、今回の事業内容の説明と、実施地域の高齢者支援の状況をしてもらった後、今後の協議会の運営について皆さんと議論した。 議論の中で、押しボタン式の緊急連絡は、押さない間に亡くなってしまう例もあり、センサーで見守るメリットもある、との指摘や、見守るというより、経費を払ってでも、導入したいと思っていただけるサービスとは何かについて議論が盛り上がった。 参加者の中で、コミュニティFM放送が、地元の話題が取り上げられることで、新しいコミュニティの形を形成しつつあるとの報告がされ、大変、興味深かった。 次回からは、今後の展開を想定して、近隣市町村の社会福祉協議会やいろいろなサービス提供者なども加わっていただき、具体的なサービス内容について議論する予定だ。

東京は暑かった

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総務省からの高齢者見守り業務の受託が内諾となったので、同省にご担当を訪ねて受託の条件となっている協議会の運営方法などについてご相談をした。 この日は、ちょうど前白浜町長が厚生省に行かれるとのことで、ご一緒することになった。 東京は晴天で、茹だるような暑さの中を歩いたが、当日はボクの足の調子があまり良くなく、結構、大変だった。 翌日、久しぶりに訪れた衆議院会館は、建て替えが終わったばかりで、議員の執務室もとてもすばらしくなっていた。まだ、建物の周辺は整備中で、議員もこの7月に引っ越したばかりとのことだった。 衆議院会館の廊下の休憩所からは、国会議事堂が正面に見え、なかなかいい見晴らしだが、議事堂も外装の修繕中で、足場が組まれていた。 厚生労働省を訪ねた後、経済産業省に伺い、第14回白浜シンポジウムの報告や次回の危機管理コンテストの方針などについて、いろいろとご相談をし、アドバイスをいただいた。 羽田まではゆとりのあるスケジュールを組んでいたのだが、地下鉄の乗り換えに階段を使ったりしたおかげでますます足の調子が悪くなり、羽田に到着したのはギリギリ。 搭乗手続き中に、「もう搭乗を締め切ったのでは?」と搭乗口と連絡を取ってもらい、「何とか行けます。」ということになり、搭乗手続きをしてもらった女性にボクのかばんを抱えて、メチャ遠い搭乗口まで先導してもらった。 白浜に向かうヒコーキは、ボクが搭乗するまで待ってくれていたようだが、ラッシュの滑走路で前後をでっかいジャンボに挟まれて、踏み潰されそうな状況で飛び立った。 JALさん、どうもスンマセンでした。m(_._)m (臼井義美)

南和歌山医療センターにて

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総務省の委託事業で高齢者見守り支援を行う予定であるが、地域の方々を中心としてより有効な支援を行いたいと思う。 そのため、介護や福祉だけでなく、病気に対する支援も大きなテーマとなってくる。 そこで、国立南和歌山医療センターを訪れて、同病院にもご協力をお願いする事にした。 訪問した日は、盆明けとは言え、めちゃ暑い日で、駐車場から病院に入るまでに体が溶けそうな感じ。 病院長に事業の説明を行うと、この分野での可能性にもご関心があるそうで、病院自身でもいろいろな取り組みを実施されているとの事。 今回の事業でも、地域の病院としてICTを利用してどこまで有効なサービスが可能かを検証する機会でもあるとの事で、できる限りご協力いただけるとの回答をいただいた。

ネットパトロール夏休み対策会議

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夏休みを控えて、子どもたちが大いに利用するであろうケータイについて、正しい利用方法とトラブルに遭った場合の対処法を検討し、県内の学校に通知するなどして、子どもたちをネットトラブルに巻き込まれないために行うべき対策について議論した。 会議では、学校の掲示板に掲示してもらうポスターの作成や、ネットトラブルで困った子どもたちを支援するため「子ども相談カード」の配布などを話し合った。 多分、休み中にケータイの新たな使い方を覚える子どもたちも多いと思うが、これから人生の必需品となる情報機器に取り組んで上手な使い道を探ってもらいたい、と同時に、悪意を持った人たち(多くの場合、大人なんだが)の餌食にならないよう、教師、保護者の方々とともに、応援していきたい。 (臼井義美)

シニア見守りサービス事業について

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高齢者の支援について、地元の社会保険協議会などと協議をつづけていたが、テレビ電話を活用してはどうかとの意見があり、田辺市に支店がある㈱見果てぬ夢から、無線センサーやテレビ電話を活用した高齢者の見守りサービスについて、現状の説明を受けた。うまく活用すればいいサービスができそうだとの判断で、RIISが窓口となって総務省の提案公募に申請した結果、本事業が採択されることになった。 そのため、社会福祉協議会の方々と本事業の具体的な進め方などについて、随時、打合せをしている。 今回の事業では、通信機器やネットワーク技術などに強い民間企業と、地域のICT活用企画や行政の方々との協働経験のあるNPOとのコラボレーションで、本当に地域の高齢者に役立つサービスが実施できるのではないかと考えている。 本事業について、地元の社会福祉協議会などの方々を中心としたシニア見守り協議会(仮称)を設立して本事業を推進すべく、賛同していただける方々に対してご協力を呼びかけている。 (臼井義美)

ネットパトロール奮闘中

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RIISの事業として教育委員会から指導を受けながら、ネットパトロールを実施している。          <教育委員会との打合せ> ケータイやPCを利用して、有害サイトや危ない書き込みなどを見つけて、関係者に注意を促したり、本当にヤバイものについては削除依頼などをを行うことにしている。 和歌山県内を対象としたサービスや、県内の児童と思われる書き込みなどを実際に探索してみても、そんなにひどい内容が氾濫している訳ではない。 むしろ、子どもたちが自主的に名乗りあって親交を深めるという本来の姿があるのかも知れないので、いちがいに個人情報が掲載されていると騒ぐのもどうかと思う。 しかし、中には悪意のある人間が、記載された情報を利用して悪事を働くなどにより、子どもたちに被害が及ばないように、事前に対応しようとしているのだ。 <パトロール風景> 今後、パトロールを実施して得られた実際の状況を、専用のWebサイトにアップしてネットを利用している児童や保護者の皆さんにご覧いただけるようにするとともに、あまりネットに関心が無いかもしれない教師の方々に知ってもらい、無関心や過剰反応を起されないように、効果的に子どもたちをサポートしてもらえたらと願っている。 (臼井義美)

危機管理コンテストについて

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白浜シンポジウム2日目には、危機管理コンテストが開催されました。 今年は5回目のコンテストになるそうで、毎年少しずつ、しかし着実に グレードアップしてきました。 今日はこのコンテストについて、少しご紹介したいと思います。 白浜の危機管理コンテストでは、予選を勝ち抜いた5チームがそれぞれ 企業のシステム管理者となり、次々に起こるトラブルに対処していきます。 リアルタイムなトラブル対処の中での技術力や顧客対応などが総合的に 評価され、勝者が決まります。 トラブルとは、例えば顧客のWebページが突然「倒産」を知らせるページに 改竄されたり、社内ネットワークから不正サイトにアクセスがあり不明な 請求書が届いたり、突然ネットワークの接続性が失われたりと様々です。 一度トラブルが発生すると、参加チームの机上の電話が鳴り、顧客からの 苦情が入ります。参加チームは顧客からトラブルの状況を聞いてシステムを 調査し、原因究明とトラブル解決をすることになります。 ここで、単にトラブルの原因究明をして技術的に解決するだけではない ところが、白浜コンテストの特徴的な、そしてとても面白いところです。 参加チームは原因究明の作業中にも、実践さながらのリアルタイムな顧客 対応を求められるのです。 例えば、原因究明に追われるあまり、改竄された倒産ページを表示したまま放っておいてはいけないでしょう。いち早く状況を知らせる適切な文面を表示させ、倒産したと誤解する人々の数を最小限に抑えることが求められます。 かといって、倒産ページを復帰しても、攻撃経路が生きていると、暫くすると再び攻撃が起こり、倒産ページに戻るような事態も起こります。 また、一つ攻撃経路を塞いだとしても、今度は別の経路から攻撃されるなど、次々とトラブルが起こるようシナリオも工夫されています。 攻撃側とのリアルタイムの攻防の中で、参加チームはトラブルの原因を突き止め、さらには顧客の被害が最小限に抑えられるように配慮しなければならないのです。 このように、白浜の危機管理コンテストは、他のセキュリティ関連コンテストとは異なり、攻撃への対処や顧客対応をリアルタイムに進めるところが大きな特色です。 最終的には、原因究明や攻撃への対応、顧客対応などが総合的に評価され、これらを全てバランス良く行ったチームが勝利します。 まさに現場での対応能力が問われる

白浜シンポジウム(3日目)

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シンポジウム最後の日。今日も上天気だ。 今日の最初のプログラムは、パネルディスカッションで、ボクが唯一会場でじかに聴講できたセッションだった。 コーディネータの坪田氏は、東京から颯爽とバイクツァーで白浜までやってきたそうだ。このシンポジウムには、こんな感じで全国から参集してもらうのが似合うんじゃないかなあ。次回からご参加いただく方には、ぜひご参考にして欲しい。 パネラーは、当シンポジウムではお馴染みの皆さん方で、会場も交えて楽しい議論が行われた。 ボクも初めて会場に参加できたうれしさで、「クラウドのセキュリティって、政府が放り出した普天間問題と同じ状況なんですね。」ととんでもない質問をして、会場がどっちらけになった。。。^^; その後、昨日のコンテストの決勝戦も結果が出たようで、メイン会場では引き続きコンテストの表彰式が行われた。 若い学生達が、将来素敵な技術者に育って、再びこのシンポジウムに参加してくれるようになればいいなあ。 表彰が終わると、会場の外へ出て参加チームの記念撮影が行われた。 すべてのセッションが終了して、参加者の皆さんが空港や駅に向けて、バスで去っていった。 この人々と、来年も再会できるように、頑張って準備に励みたい。 皆さん、お待ちしていますよ~。 (臼井義美)