9月12日午後5時から、田辺商工会議所内の会議室で、「共感される文章」を書く講座を受講した。 講師は、元日経新聞記者の坪田知己さんで、白浜シンポジウムでも大変お世話になっており久しぶりにお会いできるのを楽しみに会場に向かった。 最初に少しのお話があり、ぼーっと聞いていたら、坪田さんはホワイトボードに「他己紹介」と書かれ、いきなり二十数名の受講者の中で初対面の人と二人一組となりを5分ずつ紹介し合う。そして、相手の人に「タイトル」を付けて、その理由を発表し、それについて坪田さんが即、添削してくださるというもの。初めての体験で、1日働いてちょっと疲れた脳が突然びっくり。 短い時間で、面白いタイトルを発表する方が結構いて、感心した。それに引き替え私の発表は、平凡で全然ダメだなと思った。 坪田さんのお話は、とても刺激的で、文章を書く上で大切なことをたくさん教えていただいた。 上手く書こうと思うことが一番いけない。文章は直す過程が大事。 情報は何のためにあるか。聞いている人を意識しながら伝えることが大前提。伝えようとする気持ちが大事。 ここだという「キラーメッセージ」があるか。引き付ける言葉が大事。 そして、自分の文章のスタイルを知っていることが大事。 受講終了後、懇親会にも参加し、関係者との交流を楽しんだ。 (下川奈美路)